元順帝げんじゅんてい)” の例文
そうして二人がいるうちに紅巾こうきんの賊乱が起った。それは至正の末年で、天子は元順帝げんじゅんていであったが、杭州の劉万戸が人才であるということを聞いたので、それを用いることにして呼んだ。
断橋奇聞 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)