兀坐ごつざ)” の例文
あるいは修業のほか余事なく学窓に兀坐ごつざする青年の書生もその机上に微睡を催すときには、忽然こつぜんとしてわが邦の将来を夢みることもあらん。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
一、空想によりて俳句を得んとするには、兀坐ごつざ瞑目めいもくして天上の理想界をえがき出すも可なり。机頭きとう手炉しゅろようして過去の実験を想ひ起すも可なり。
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)