偸汗ねあせ)” の例文
寝衣ねまきに重ねた白地の単衣ひとえがじっとり偸汗ねあせに黄ばんで蒲団をまくると熱くさい息がむれているくらいであったが、痩せ我慢の強いお照は平気で叔父のところへ寄って行った。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)