倹約家しまりや)” の例文
お庄は倹約家しまりやの叔母が、好きな狂言があるとわざわざ横浜まで出向いてまで見に行くのを不思議に思った。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
加之のみならず年老としとつた両親と、若い妻と、妹と、生れた許りの女児をんなのこと、それに渠を合せて六人の家族は、いかに生活費のかからぬ片田舎とは言へ、又、倹約家しまりやの母がいかにしまつてみても
足跡 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)