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倐忽
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しゅっこつ
ふりがな文庫
“
倐忽
(
しゅっこつ
)” の例文
芒
(
すすき
)
の芽が延びて来た。春が
倐忽
(
しゅっこつ
)
と逝ったのである。
五月雨
(
さみだれ
)
、
木下闇
(
このしたやみ
)
、蚊の
呻
(
うな
)
り、こうして夏が来たのである。
神州纐纈城
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
いやいや実は消えたのではない、傍らに立っていたりっぱでもない、小門を持った二階屋へ、消えてしまったといってもよいほどに、
倐忽
(
しゅっこつ
)
とはいり込んでしまったのである。
娘煙術師
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
彼唖然として心茫々、回顧すれば老僧の姿、又
倐忽
(
しゅっこつ
)
として消亡す。(下略)
高島異誌
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
倐
部首:⼈
10画
忽
漢検準1級
部首:⼼
8画
“倐”で始まる語句
倐
倐然