“信夫恕軒”の読み方と例文
読み方割合
しのぶじょけん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし信夫恕軒しのぶじょけんのつくった伝を見るに「先生勝海舟ヲ訪ヒ大ニ時事ヲ論ズ慷慨こうがい激昂げっこう忌憚きたんスル所ナシ。」としてある。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
信夫恕軒しのぶじょけんの作った枕山の伝は最よくその為人ひととなりを知らしむるものである。その一節に曰く
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
熙は初め中村敬宇なかむらけいうの同人社に入り後に佐藤牧山さとうぼくざん信夫恕軒しのぶじょけんとの二家について学を修め、帝国大学を卒業後はただちに助教授に挙げられ、老免せられるまでおよそ三十年漢文の講座を担任していたのであるが
つゆのあとさき (新字新仮名) / 永井荷風(著)