余風よふう)” の例文
当時はまだ階級制度の余風よふうが遺っていて、貴族の子は平民の子を軽蔑したものだ。こういう所へ私のような他所者よそものが這入ったからたまらない、彼等はいつも私を那覇人ナーファー那覇人といって冷かした。
私の子供時分 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)