何処どれ)” の例文
旧字:何處
治「へえ、殿様はお逝去に……官員さまで在らっしゃいましたか、何処どれへお勤めなさいましたので」
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
小「エヽ残念な、匹夫下郎の為に不覚を取って……ウーン何処どれかくれてるか、これへ参れ」
小三郎の帰国を待って居りますると、其の年の十一月頃から絶えて音信おとずれがございませんゆえ、何うなすった事かと皆心配致しましたが、何処どれから何処へ参ったことか、かたきを探して歩く身の上ゆえ
清「左様でございますか、何処どれへ出ます」
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)