“但馬守宗矩”の読み方と例文
読み方割合
たじまのかみむねのり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
江戸表の但馬守宗矩たじまのかみむねのりは、国元の急報に接して、将軍家にいとまを乞い、落葉しきりな晩秋の駅路うまやじを、大和やまとへさして急いでいた。
剣の四君子:02 柳生石舟斎 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
今でも但馬守宗矩たじまのかみむねのりの実力などは、そう高く買っていない彼ではあるが——今日という今日——佐々木小次郎という一介の若者に対して、彼は正直に
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
お通はまた、但馬守宗矩たじまのかみむねのりの部屋へ行って、自分の心もちを述べ、長い月日の恩を謝して、暇乞いをすると
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)