休日やすみ)” の例文
赤門ではその日がちょうど休日やすみであった。お庄はさらに伝通院横にある、大黒の小さいお寺へ行って、そこに出張っている法師ぼうずに見てもらうことにした。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
三吉座みよしざという小芝居の白壁に幾筋かの贔負幟ひいきのぼりが風に吹かれているのを、一様に黒い屋根の間に見出した時はことに嬉しかった。芝居好きの車夫の藤次郎とうじろうが父の役所の休日やすみには私のりをしながら
山の手の子 (新字新仮名) / 水上滝太郎(著)
どんたくの休日やすみのけしき川に浮び
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
この次の休日やすみに一日寝てみむと
一握の砂 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)