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伏姫
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ふせひめ
ふりがな文庫
“
伏姫
(
ふせひめ
)” の例文
八犬伝の全体の女主人公になっておられる
伏姫
(
ふせひめ
)
様が夫と立てておられる
八
(
や
)
つ
房
(
ふさ
)
という犬に身を触れずにみごもられた……というお話の処まで読んでしまいました。
押絵の奇蹟
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
八つ房という犬に連添って八人の子を産んだという
伏姫
(
ふせひめ
)
のことなぞが自然と胸に浮んで来た。
ある女の生涯
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
近世のローマンサーなる曲亭馬琴に至りては批評家の
月旦
(
ひひやう
)
甚だ区々たり、われも今
卒
(
には
)
かに彼を論評する事を欲せず。細論は後日を期しつ、試みに彼が一代の傑作たる
富山
(
とやま
)
の奥の
伏姫
(
ふせひめ
)
を観察して見む。
処女の純潔を論ず:(富山洞伏姫の一例の観察)
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
伏姫
(
ふせひめ
)
八犬伝談余
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
ついこの間、私が
伏姫
(
ふせひめ
)
様のお話を見ました時に思い当りましたのと同じような驚きと喜びが、云うに云われぬ母親の悲しみと一緒に、人知れず潜み隠れていなかったとどうして考えられましょう。
押絵の奇蹟
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
伏
常用漢字
中学
部首:⼈
6画
姫
常用漢字
中学
部首:⼥
10画
“伏姫”で始まる語句
伏姫神