伊邪那美いざなみ)” の例文
我國の最初の母なる神、造物神、その伊邪那美いざなみの神の永遠に眠れる墳墓の地とは伯耆と出雲の國境にあるといひ傳へられるところから、さういふ想像が生れて來たのか。
山陰土産 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
右の騒ぎには、通船会社の船長が三人謝罪の為にやって来て、問題は屡々しばしば国体観念に及ぶし、遂には哀れにも、「伊邪那岐いざなぎ伊邪那美いざなみ」両みことまでが引合いに出されると云う結果を見るに至った。
伊邪那美いざなみよ、が母
新頌 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
伊邪那美いざなみよ、が母
新頌 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)