仙遊霞せんゆうか)” の例文
今日の楽人三十人は白襲しろがさねであった。南東の釣殿つりどのへ続いた廊のへやを奏楽室にして、山の南のほうから舞い人が前庭へ現われて来る間は「仙遊霞せんゆうか」という楽が奏されていた。
源氏物語:35 若菜(下) (新字新仮名) / 紫式部(著)