“今井(いまい)” の例文
そして、九人のなかの今井(いまい)君と坂口(さかぐち)君のうちが、かくし場所にえらばれたのです。今井君のうちはセトモノ屋さん、坂口君は金庫屋さんです。
探偵少年 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
一つの乳牛に消化不良なのがあって、今井(いまい)獣医の来たのは井戸ばたに夕日の影の薄いころであった。
奈々子 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
いっぽう牢番頭の同心太田原伝三郎は雨戸を厳重にしめきって、八じょうの奥の間に、進藤(しんどう)、今井(いまい)、久保田(くぼた)という三人の剣士とともに、お酒をのんで唐(とう)の詩などを吟じておりました。
幻術天魔太郎 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
「俺は今日は、入らん、今井(いまい)さんに入れと云え」
海神に祈る (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
外に出て、門灯の光で、門の柱を見あげますと、そこに出ている表札には「目黒(めぐろ)区上目黒(かみめぐろ)六丁目一一〇〇、今井(いまい)きよ」
大金塊 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
「今井(いまい)君、今井君、くせ者だ、早く来てくれ……。」
少年探偵団 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)