云値いひね)” の例文
こいつら素町人すちやうにんの分際で、歴々の御旗本衆に楯突たてつかうとは、身のほど知らぬ蚊とんぼめ等。それほど喧嘩が売りたくば、殿様におねだり申すまでもなく、云値いひねでおれ達が買つてやるわ。
番町皿屋敷 (新字旧仮名) / 岡本綺堂(著)