二重襟だぶるからあ)” の例文
つまり時宜じぎに隨つて首を伸縮させる奴よ。見給へ。君はさうしてると、胴の中へ頭が嵌り込んだやうに見えるが、二重襟だぶるからあをかけた時は些とは可い。
我等の一団と彼 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)