“二朱金”の読み方と例文
読み方割合
にしゅきん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
附木つけぎ一枚を手形がわりにして持っていったりしたことを、風通しのよい、青い林檎りんごの実ったのが目のさきにある奥二階の明り窓のきわで、小粒こつぶ二朱金にしゅきん金盥かなだらいで洗ったり
「おそろしく気前のいい女だな。だまって、二朱金にしゅきんと来た。近頃の客にゃ、珍しい」
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)