争鬩あらそひ)” の例文
旧字:爭鬩
小説に書かうとした許りでなく、其詩に好んで題材とし、又其真摯なる時によく話題に選ぶのは、常に「肉と霊の争鬩あらそひ」と云ふ事であつた。肉と霊! 渠は何日でも次の様な事を云つて居た。
病院の窓 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)