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乾盃
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かんぱい
ふりがな文庫
“
乾盃
(
かんぱい
)” の例文
三人も、おそるおそる店の
片隅
(
かたすみ
)
に腰をおろして、欠けた茶碗を持ち無言で
乾盃
(
かんぱい
)
して、少し酔って来たので口も軽くなり
新釈諸国噺
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
彼の好きな「
乾盃
(
かんぱい
)
の歌」だ。するとラツールも笑って、口笛にあわせて
空缶
(
あきかん
)
のお尻を木片でにぎやかにたたきだした。
恐竜島
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
旧弊な家風に反抗し、
頑迷
(
がんめい
)
冷酷な義父と戦い、自由を求めて再び大学へ帰って来た、真実の友、正義潔白の王子として
接吻
(
せっぷん
)
、
乾盃
(
かんぱい
)
の雨を浴びるでしょう。
新ハムレット
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
昔の天才たちは、みんな、このような意気込みで戦ったのだ。折れずに、進もう。ゆうべは、兄さんと木島さんと僕と三人で、
猿楽軒
(
さるがくけん
)
に行き、ささやかな祝宴。お母さんの健康を祈って
乾盃
(
かんぱい
)
した。
正義と微笑
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
“乾盃”の意味
《名詞》
盃に注がれた酒を飲みほすこと。
(出典:Wiktionary)
乾
常用漢字
中学
部首:⼄
11画
盃
漢検準1級
部首:⽫
9画
“乾盃”で始まる語句
乾盃々々