“九品”の読み方と例文
読み方割合
くほん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だから俳句も上品上生じょうぼんじょうしょうの人の俳句はそれなりに選抜をして採る。以下下品下生げぼんげしょうに至るまで九品くほんの仏のそれぞれの俳句は、それぞれの天分に従って採る。とこういう考えが私の頭の中にあった。
俳句への道 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
僧侶だけでも、五岳の碩学せきがく、洛中洛外の禅律ぜんりつ、八宗の沙門しゃもん、余す者なく集会して、九品くほん浄土じょうど五百阿羅漢ごひゃくあらかん、三千の仏弟子、目前にあるがごとし——と当時の目撃者はその状況をしるしている。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼女は「九品くほん蓮台の中には、下品げぼんといふとも」
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)