乙巳いっし)” の例文
弘化二年乙巳いっしの歳枕山は御徒町の新居に二十八歳の春を迎えた。この年の作には独棲の不便なるを歎じた作が二、三首に及んでいる。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
弘化二年乙巳いっし 松陰兵を山田亦介またすけに学ぶ。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
『幽林先生遺稿』に「天明乙巳いっしノ春張州ノ諸友ニ留別ス。」と題する五言律詩一首がある。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
弘化二年乙巳いっし六月朔日阿部伊勢守正弘印
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)