“乖背”の読み方と例文
読み方割合
かいはい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何でもなき宗儀作法の乖背かいはいから、民心帝室を離れ、皇帝を魔王サタンと呼ぶに及び、これが近世しばしば起こる百姓乱や虚無党や自殺倶楽部クラブの有力なる遠因となれり。
神社合祀に関する意見 (新字新仮名) / 南方熊楠(著)
仮令よしその人とりはどう有ろうとも叔母は叔母、有恩うおんの人に相違ないから、尊尚親愛して水乳すいにゅうの如くシックリと和合したいとこそ願え、決して乖背かいはい睽離きりしたいとは願わないようなものの
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)