“主魁”の読み方と例文
読み方割合
しゅかい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そののち思い合わせると、この道化面の男は恐らく賊の主魁しゅかいであって、先の覆面の二人は、上野駅で明智を虜にした自動車運転手とその助手に化けていた奴であろう。
魔術師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
陋巷ろうこうに窮死させた、あの残忍な一味の主魁しゅかいが、今や、一世の栄華をほしいままにして、公方くぼうの外戚らしく権威を張り、松浦屋の残映たる、自分の舞台を、幕を張りめぐらした
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
「曹操こそ、乱賊の主魁しゅかいぞ」
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)