丸櫓まるやぐら)” の例文
城壁の高さは丈、丸櫓まるやぐらの高さはこれを倍して、所々に壁を突き抜いて立つ。天の柱が落ちてその真中に刺された如く見ゆるは本丸であろう。
幻影の盾 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)