“下坂川”の読み方と例文
読み方割合
おりさかがわ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その谷底まで下って行けば、土地の人にしか知られていない下坂川おりさかがわのような谿流けいりゅうが馬籠の男垂山おたるやま方面から音を立てて流れて来ている。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
桝田屋の親子が協力して水の量目を計ったところ、下坂川おりさかがわで四百六十目、桝田屋の井戸で四百八十目、伏見屋の井戸で四百九十目あったという。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
林には鹿しかも住んでいた。あの用心深い獣は村の東南を流れる細い下坂川おりさかがわについて、よくそこへ水を飲みに降りて来た。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)