上﨟ジヤウラフ)” の例文
何が笑ふべきものか、何が憎むに値するものか、一切知らぬ上﨟ジヤウラフには、唯常と變つた皆の姿が、羨しく思はれた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
何が笑ふべきものか、何が憎むに値するものか、一切知らぬ上﨟ジヤウラフには、唯常と變つた皆の姿が、羨しく思はれた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
何が笑ふべきものか、何が憎むに値するものか、一切知らぬ上﨟ジヤウラフには、唯常と変つた皆の姿が、ウラヤマしく思はれた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
當麻語部タギマノカタリベの嫗なども、都の上﨟ジヤウラフの、もの疑ひせぬ清い心に、知る限りの事を語りかけようとした。だが、忽違つた氏の語部なるが故に、追ひ退けられたのであつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
当麻語部タギマノカタリベの嫗なども、都の上﨟ジヤウラフの、もの疑ひせぬ清い心に、知る限りの事を語りかけようとした。だが、タチマチ違つた氏の語部なるが故に、追ひ退けられたのであつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)