上杉鷹山うえすぎようざん)” の例文
羽州うしゅう米沢よねざわの典薬勝成裕かつせいゆうが、御隠居上杉鷹山うえすぎようざん侯(治憲はるのり)の内意を受けて、一行十五人、深山幽谷に薬草を採りに分け入るという、その時代としては珍らしい計画が立てられた。
壁の眼の怪 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
国の本は民にありとは、封建社会において、一般に通用する格言なりき。封建政治は尚武しょうぶけいとし、重農じゅうのうとしたり。封建君主の典型たる上杉鷹山うえすぎようざんかつてその相続者にげて曰く
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)