上書じょうしょ)” の例文
大王殿下の同情 私の仕事はチベット語の上書じょうしょはもはやしたためてあるですが、その上書をネパール語に翻訳ほんやくして貰わなければならぬ。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
ところが、御城番、町奉行、所司代しょしだい誰あって耳をす者なく、彼の上書じょうしょは嘲笑の種となって突ッ返された。つまり、どれもこれも事勿ことなかれ主義。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
既にラサを逃げ出しニャートンに掛らずしてダージリンに行って居るところを見ると、確かにそれに相違ないといって、法王に対し上書じょうしょしたという。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
ネパール国王から私がチベット法王にたてまつ上書じょうしょを差上ぐるような手続きにして貰いたいという考えがあった。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)