三廻みまわ)” の例文
平生ふだん腰帯にしていた絹のボロボロの打ちひもが、しわだらけの首に三廻みまわりほど捲かれて、ノドボトケの処で唐結からむすびになったままシッカリと肉に喰い込んでいたが
いなか、の、じけん (新字新仮名) / 夢野久作(著)
法壇を二廻ふたまわ三廻みまわり緋のはかまして輪に歩行あるいた。
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)