三吉みよし)” の例文
日本酒のさかづきを挙げて明朝上陸する三吉みよし、吉田外三氏とたがひに健康を祝し合ふ。道づれに別れるのは何となく淋しい。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
佐世勘兵衛正勝はその儀然るべからずといさめたから、四郎兵衛は左に、五郎兵衛は右に備を立てて対陣し、大筒小筒を打合ったが、四郎兵衛の手の内三吉みよし太郎左衛門元高の旗持が弾に中って倒れた。
碧蹄館の戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)