“一片付”の読み方と例文
読み方割合
ひとかたづき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
津田のあくあさ眼をましたのはいつもよりずっと遅かった。家のなかはもう一片付ひとかたづきかたづいた後のようにひっそりかんとしていた。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
すると葬式も済み、待夜たいやも済んで、まず一片付ひとかたづきというところへ一人の女が尋ねて来た。三番目の兄が出て応接して見ると、その女は彼にこんな事をいた。
硝子戸の中 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)