一歩々々ひとあしひとあし)” の例文
その頃は裁判もなければ警察もない、人をきったからといっとがめられもせぬ、ただその場を逃げさえすればよろしいと覚悟して、段々行くと一歩々々ひとあしひとあし近くなって、到頭とうとうすれ違いになった
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)