“一歩先”の読み方と例文
読み方割合
ひとあしさき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたくしは両親よりも一歩先ひとあしさきに横浜から船に乗り、そして神戸の港で、後から陸行して来られる両親を待合まちあわせしたのである。
十九の秋 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
森彦はお種や豊世に看護の注意を与えて置いて、一歩先ひとあしさきに旅舎の方へ帰って行った。午後まで三吉は正太の傍に居た。時とすると、正太はウトウトした眠に陥入った。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)