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一戦
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ひといくさ
ふりがな文庫
“
一戦
(
ひといくさ
)” の例文
旧字:
一戰
「——まだ一戦もせぬうちから敵に気を呑まれてどうするか。ともあれ明日は
一戦
(
ひといくさ
)
して、彼の実力のほどを試みてみよう。評議はその上のことでいい」
三国志:11 五丈原の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、又右衛門は、音を聞くたびに
呟
(
つぶや
)
いたが、まだまだもう
一戦
(
ひといくさ
)
して、名だたる敵の首でも挙げなければ、新しい箏も娘に求めてはやれない家計だった。
新書太閤記:02 第二分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
もし領主から買いに来ない場合は、戦後の死骸を
剥
(
は
)
ぐか、落人を
裸体
(
はだか
)
にするか、拾い首を届けて出るか、いくらでもやることがあって、
一戦
(
ひといくさ
)
あれば半年や一年は、
自堕落
(
じだらく
)
にて食えるのであった。
宮本武蔵:02 地の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
戦
常用漢字
小4
部首:⼽
13画
“一戦”で始まる語句
一戦争
一戦始開撥乱機