一個々々ひとつひとつ)” の例文
三人の紅茶を一個々々ひとつひとつ硝子杯コップせんじ出した時、柳沢時一郎はそのすっきりとせいの高い、しまった制服の姿をとう椅子いすの大きなのに、無造作に落していった。
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)