“く”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いわ33.3%
33.3%
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
忽然こつぜんとして立って人にいって曰いわく、ああ、今夜は自分の吹く簫の声が尋常でない、おそらくはこの都下に大変が起ろうも知れぬ、とせて愛宕山あたごやまに上って僧院に泊ったところが、その夜
大菩薩峠:27 鈴慕の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
打なび春さり来ればさゝのうれ小竹〈しの〉の芽〈め〉尾羽おはふり触れて鶯鳴くも (巻十、春雑)
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
即ちくたしは従来卯の花をたすから卯の花くたしだというてゐるけれども、庄内地方の方言ではくたすを雨にぬれるといふ事に用ゐてるさうで(庄内方言考)
用言の発展 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)