“フィンランド”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
芬蘭土50.0%
芬蘭50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
語尾にガタンとついているのが瑞典スエーデン語、おなじく何なにカツとあるのが、芬蘭土フィンランド語で、地図も看板もそのとおりだから、旅行者はすくなからず魔誤々々まごまごしてしまう。
踊る地平線:05 白夜幻想曲 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
一たい芬蘭土フィンランドはほとんど外国語が通じない。ことにこう内地へ這入ると完全に絶望だ。プンカハリュウの五日間、私達も何から何まですっかり手真似で用を足した。
踊る地平線:05 白夜幻想曲 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
先生は唄ったあと、「これは芬蘭フィンランドの農民たちが唄う郷土詩典カレワラの民謡詩の一つですよ」
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
麻いろの頭髪が青い運動着によく似合つた雄大な芬蘭フィンランドのマルテリン。——勝者の到着を知らせる競技場の表門の古風な喇叭らつぱ吹奏。歓声。そして最後に夕日の長い影のなかで彼を取り囲んだ新聞写真班。
亜剌比亜人エルアフイ (新字旧仮名) / 犬養健(著)