“ヅエツトオ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
對歌50.0%
雙吟50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
第二せつの妙は初齣をゆること一等なりき。これヂドとエネエアスとの對歌ヅエツトオなり。ヂドは無情なる夫のせめては啓行いでたちの日をおそうせんことを願へり。君が爲めにはわれリユビアの種族をはづかしめき。
われはこよひ見し阿百拉オペラの全曲を繰り返して心頭に畫き出せり。ヂドが初めて場に上りし時、單吟アリアに入りし時、對歌ヅエツトオせし時より、曲終りし時まで、一々肝に銘じて、其間の一節だに忘れざりき。
姫に手をかれたる我は、とらへられし小鳥に殊ならず。たとひ羽ばたきすとも、歌はでは叶はず。姫の歌はんといふは、わが知れる雙吟ヅエツトオなり。