“ジンニン”の漢字の書き方と例文
ひらがな:じんにん
語句割合
神人100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
社についてゐた神の奴は、中古以来「神人ジンニン」と称へてゐる。かむづこと言ふ語も、後には内容が改つてゐるが、元はやはり字義どほりの神奴カミツコであらう。
信太妻の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
さうした山の神に仕へる神人ジンニンがあつて、暮・初春には、里へ祝福に降りて来たので、その時には、いろ/\な土産ものを持つて来て、里のものと交易して行つたのです。
門松のはなし (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
神人ジンニン・童子などゝ称し、社の祭事・寺の法会などに各種の演芸を行つたものが居つたが、彼等は生活の不安を感じ出した事によつて、其等の社寺を離れ、各自属した処の社寺の信仰と
ごろつきの話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)