“ゴムだま”の漢字の書き方と例文
語句割合
護謨球100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから羞恥はにかみに似たような一種妙な情緒があって、女に近寄りたがる彼を、自然の力で、護謨球ゴムだまのように、かえって女からはじき飛ばした。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
兄さんはすぐ呼息いきつまるような風に向って突進しました。水の音だか、空の音だか、何ともかともたとえられない響の中を、地面からね上る護謨球ゴムだまのような勢いで、ぽんぽん飛ぶのです。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)