“コツク”の漢字の書き方と例文
ひらがな:こつく
語句割合
料理人100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
而して驚かされた乳酪のかたまりが椅子の上からすべり下り、料理人コツクが細かに玉葱の庖丁を刻み、なまけたソフアの物思が軟かに温かい欠伸をつく。
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
ハネ釣籠の井戸があり梅や柿木の繁つてゐた草葺屋根の家が、アメリカ風の至極簡粗なカツテーヂに改装されて、阿父の外国友達の家族が料理人コツクなどを伴れて訪れた。
熱海線私語 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
つや青き支那の料理人コツクつらがまへ憎しとばかりうつ霰かな
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)