“カヘリマヲシ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
覆奏40.0%
覆奏詞40.0%
返申20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だから、正確に信仰上の事実として云へば、春天降アモられた日の御子が、ハツ春のみことをみこともつて、扨、秋に至つて、みこともつた事の結果の覆奏カヘリマヲシをなされる。
すなはち鹿・蟹に対する呪言及び其副演の間に、当の田畑を荒す精霊(鹿・蟹を代表に)に扮した者の誓ふ身ぶりや、覆奏詞カヘリマヲシがあつたに違ひない。
祝詞・宣命・詔旨は、結局寿詞・返申カヘリマヲシを予期して発言せらるゝものであつた。其に対する返申カヘリマヲシは、必守護霊献上と、健康祝福をかねた服従の誓詞であつた。
高御座 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)