“わかかえで”の漢字の書き方と例文
語句割合
若楓100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
前の庭の若楓わかかえでかしわの木がはなやかに繁り合っていて、何とはなしに爽快そうかいな気のされるのをながめながら、源氏は「和しまた清し」と詩の句を口ずさんでいたが、玉鬘の豊麗な容貌ようぼう
源氏物語:24 胡蝶 (新字新仮名) / 紫式部(著)
若楓わかかえで茶色になるも一さかり 曲水
俳句とはどんなものか (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
信玄は、毘沙門堂の縁に、床几しょうぎをおかせて腰かけていた。幹の大きな若楓わかかえでが、そのすがたに燦々さんさんと日光のをそよがせていた。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)