“ろどん”の漢字の書き方と例文
語句割合
魯鈍100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は、本名を曾参そうしんといって、一見魯鈍ろどんではあるが、反省力の強い青年で、門人中で孔子に最も嘱目されている一人である。
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
また、あの才気もない魯鈍ろどんな人物故、帰国したところで、父上や叔父御たちで、どうにでもなろうと、それも、多寡をくくっていた一因でしたが
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「へい、私の名は鴫丸しぎまるというんで」こう答えたのは片耳のない、大兵だが魯鈍ろどんらしい男であった。年格好かっこうは二人ながら、二十七、八歳と思われる。
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)