“ろうれつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
陋劣100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「出て下さい……スグに出て! 紳士のくせに鍵を破ってはいって来るなんて! 何という見下げ果てた! 陋劣ろうれつな……」
陰獣トリステサ (新字新仮名) / 橘外男(著)
けれども、さっき、娘が不憫ふびんのあまり、ふいと恐ろしい手段を考えました。ただいまハムレットさまのおっしゃったような陋劣ろうれつな事を考えました。
新ハムレット (新字新仮名) / 太宰治(著)
それは陋劣ろうれつなる偽善の最後の段階ではないか。それはいやしい卑怯ひきょうな陰険な唾棄だきすべきまた嫌悪けんおすべき罪悪ではないか!