“ろうた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
﨟長77.8%
﨟闌11.1%
﨟丈11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ものいわぬ高峰たかねの花なれば、手折るべくもあらざれど、被の雲を押分けて月の面影洩出もれいでなば、﨟長ろうたけたらんといと床し。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
その顔はうしろ姿で想像したよりも更に﨟闌ろうたけたもので、一種凄麗の気を帯びているのに、市松もさすがにおびやかされた。
小坂部姫 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
それが若い女であることは、逢わない前から大抵想像していたが、さて正面に向かい合って見ると、かれはいかにも﨟闌ろうたけたる美しいおとめであった。
小坂部姫 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
と、﨟丈ろうたけたまゆずみ恍惚うっとりと、多一の顔をみまもりながら
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)