“ろうぜん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ロウゼン
語句割合
朗然33.3%
楼前33.3%
老蝉33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
聡明な、それでいてやさしみのある、始終何かに微笑を送っているような、朗然ろうぜんとした眼である。
西郷隆盛 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
ひる過ぎになって、空模様は少し穏かになった。雲の重なる間から日脚ひあしさえちょいちょい光を出した。それでも漁船が四五そういつもより早く楼前ろうぜん掘割ほりわりぎ入れて来た。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
老蝉ろうぜん幼蝉ようぜんみんみん共鳴す
田崎草雲とその子 (新字新仮名) / 吉川英治(著)