トップ
>
れんげおういん
ふりがな文庫
“れんげおういん”の漢字の書き方と例文
語句
割合
蓮華王院
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蓮華王院
(逆引き)
翌る日——
牛車
(
くるま
)
の支度をととのえて、禅閤はふたたび吉水へ出直した。そして、上人の身を一時、
阿弥陀
(
あみだ
)
ヶ
峰
(
みね
)
のふもと
蓮華王院
(
れんげおういん
)
の
辰巳
(
たつみ
)
にあたる小松谷の草庵に移した。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
蓮華王院
(
れんげおういん
)
の境内から、あのまま他へ姿をかくすことも考えないでもなかったが、それでは、連れの光悦へ非礼に当るし、また
禿
(
かむろ
)
のりん
弥
(
や
)
へ、帰って来るといった言葉が嘘になる。
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「よしよし、すぐ戻って来るよ。……もし光悦どのが訊ねたら、
蓮華王院
(
れんげおういん
)
の近所まで、
知人
(
しりびと
)
に会うために中座しましたが、間もなく帰ってくるつもりですといって出たと伝えてくれ」
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
親族の者や、門弟中の
重
(
おも
)
なる者、十七、八人が彼を取り巻いて、寒いせいもあろうが皆、そそけ立った顔つきを揃えていた。彼のまわりを取り囲みながら、
蓮華王院
(
れんげおういん
)
のほうへ歩いてゆくのである。
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
れんげおういん(蓮華王院)の例文をもっと
(2作品)
見る