“りゆうざう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
竜象50.0%
龍象50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蕉風のあひに関する議論は樋口いさを氏の「芭蕉研究」にすこぶる明快に述べられてゐる。尤も僕は樋口氏のやうに、発句は蕉門の竜象りゆうざうを始め蕪村も甚だ芭蕉には劣つてゐなかつたとは信ぜられない。
芭蕉雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
蕉門せうもん龍象りゆうざうの多いことは言ふを待たない。しかし誰が最も的的てきてき芭蕉ばせを衣鉢いはつを伝へたかと言へば恐らくは内藤丈艸ないとうぢやうさうであらう。
澄江堂雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)