“りやうまつしやう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
糧秣廠66.7%
糧秣厰33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
深川の陸軍糧秣廠りやうまつしやうの広場で何十万の人の死んだ所や、両国の橋のちた所などを読んだ。どうも息がつまるやうである。
日本大地震 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
僕は昔この辺に糧秣廠りやうまつしやうのあつたことを思ひ出し、更にその糧秣廠に火事のあつたことを思ひ出し、如露亦如電によろやくによでんといふ言葉のかならずしも誇張でないことを感じた。
本所両国 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
そして、牧草は軍馬の増加に對して不足なので、陸軍省は近頃その培養を奬勵してゐるから、一噸十八圓で直接に糧秣厰りやうまつしやうへ賣り込むことが出來ると云ふ説明を聽き
泡鳴五部作:03 放浪 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)